不正性器出血, 治療分野

【治療分野】不正性器出血の検査

◇ 不正性器出血の検査

● 産婦人科では以下のことを確認します。

以下の事項を全てもれなく詳しく検査をするのではなく、問診を参考にして必要に応じた検査を行います。

1. 最近の月経の状態
月経周期に関係した出血かどうかをチェックします。

2. 妊娠しているかどうか
妊娠している場合、流産、子宮外妊娠、胞状奇胎などの異常妊娠のために出血することがあります。

3. 腟、子宮、卵巣、卵管などの性器に異常がないかどうか
子宮の入り口があれている(子宮腟部びらん)ために出血する場合、
子宮頚癌、細菌やクラミジア感染、頚管ポリープなどの有無をチェックします。性交後に出血する時は子宮癌検診を受けて下さい。
クラミジア感染のために少量の出血が起こり黄色~茶色のおりものが出ることがあります。
子宮の中から異常に出血している場合、子宮内膜癌、内膜ポリープ、子宮筋腫などのチェックを行います。
閉経後に出血があった時には子宮内膜癌の検査をします。

4. 月経異常を起こす病気や薬の影響がないかどうか
甲状腺ホルモンが多すぎたり少なすぎたりすると異常な出血が起こることがあります。
また、ある種の薬、特に抗不安剤などの神経科の薬によって異常な出血が起こることがあります。

5. 血が止まりにくい病気がないかどうか
鼻血が止まりにくい人や軽い打撲でも皮下に出血してあざになる人などは血がとまりにくくなる病気かどうか調べる必要があります。


レディースクリニックつねざわ【福井市・福井駅東】産婦人科

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