当院で行っている診療は
(1)治療、(2)予防、(3)妊婦健診、(4)日帰り手術、(5)医療相談に分けられます。
できるだけ自然に近い形で妊娠してもらうことを目指し、一般不妊治療を行っています。
当院での治療に適した方は、月経不順や無月経などの排卵障害が原因で妊娠しない方、
まだ体外受精を行う予定がない方、軽中等度の男性不妊症で人工授精による妊娠が期待できる方などです。
特に、月経不順や無月経などによる不妊症の治療に力を注いでいます。
【生理痛・生理不順・過多月経・月経前症候群】など、年令や性交経験の有無に配慮して治療を行います。
出産後や婦人科手術後などでない限り、月経以外に出血が起これば異常な出血であると言えます。
不正性器出血があった場合は、自己判断に頼らず産婦人科を受診されるようお願いします。
カンジダ腟炎、クラミジア感染など、早めに治療すればすぐに治る女性特有の感染症は多いです。
気になる症状がある場合は早めに検査を受けましょう。
女性特有の感染症・性感染症は若い女性に多いものです。
そのため、検査は必要最低限とし、できるだけ低料金で済むように配慮しています。
おりものの臭いで悩んでいませんか?
産婦人科でも膀胱炎の治療ができるってご存知でしたか?お気軽にご相談を。
手術しないで済むように薬物治療で閉経まで乗り切る治療を積極的に行っています。
しかし、重症の場合は手術をおすすめしますので、あまり無理されないようにお願いいたします。
それまで生理痛の軽かったかたに、月経の前から始まり月経終了後もしばらく続く痛みがでた場合、
子宮内膜症の可能性があります。
卵巣腫瘍は、ねじれたり破裂したりして痛みがでる場合を除いて、かなり大きくなるまで早期発見が困難な病気です。
更年期障害とは、閉経前後に卵巣機能が衰え、エストロゲンが少なくなることによって起こる
いろいろな症状全体をさす言葉です。
更年期障害の原因は単純ではなく、エストロゲン欠乏の他にも、本人の性格、社会環境要因、からだの老化など
さまざまな因子が影響しあって原因になります。
● 主な更年期障害の症状
上半身のほてり、イライラ、発汗、めまい、息切れ、不眠、頭痛、腰痛、しびれ感など。
当院の治療の3大柱は、ホルモン補充、漢方、生活改善指導(食事・運動)です。
最近、大豆イソフラボンを利用した治療を追加しました。
・月経移動
月経を遅らせる方法が有名ですが、早める方法もあります。旅行中などに薬を服用する必要はありません。
早める場合は月経開始日から数えて4~5日目から薬の服用を開始するので、日程を考えて受診を。
「検診」によってガンになる前の状態を発見して子宮を守ることができます。
子宮頚ガンの患者のピークは30代、最近20代の患者も増えています。
若い人に多いクラミジアや淋病によって卵管に炎症が起こると、将来、子供ができなくなることがあります。
また、卵管の炎症を起こした人は、子宮外妊娠になりやすくなります。
● こんな症状があったら要注意
・腟からの異常なおりもの、ペニスの先からの浸出液
・排尿あるいは性交中の痛みや灼熱感
・腹痛(女性)、睾丸痛(男性)、臀部や足の痛み(両性)
・性器や口などに水疱、発赤、いぼなどの異常がみられる
・頭痛、発熱、筋肉痛などの風邪様症状、足の付け根のリンパ節腫脹など
安心して妊娠するために、妊娠前に風疹抗体検査を受けましょう。
● 妊娠前に是非とも受けておくのがよい検査
風疹抗体検査、クラミジア検査、淋菌検査、子宮ガン検診、婦人科超音波検査
低用量ピルは安全で確実な避妊法です。
避妊効果の他に副効用があるので、最近では治療薬としてピルが使われる機会が増えてきました。
パンフレットには書いてない服用法、便利な応用法など、他院では聞けないような情報を提供します。
● 低用量ピルのメリット
・生理痛が軽くなる
・生理の量が減る
・月経量が減るので貧血が改善される
・子宮内膜症の症状が軽くなる
・ニキビがよくなる
・長期服用すると卵巣ガンや子宮体ガンのリスクが減る
緊急避妊法とは、避妊に失敗した時に使われる避妊手段です。
性交後72時間以内に薬を服用する方法なので、その薬のことを緊急避妊ピルとか「アフターピル」と呼びます。
● 緊急避妊(アフターピル)は全額自己負担になります。
福井市内の病院や診療所でのお産をお考えの方へ。
当院で妊婦健診を行い、分娩希望病院でお産をするまでの流れをご紹介します。
日帰り可能な小手術を行っています。
静脈麻酔(少しの間眠ってもらう麻酔)を行った場合、通常、午前9時に来院、午後3~4時帰宅が目安です。
◆ 保険が適用される手術
婦人科手術
バルトリン腺膿瘍切開術(簡単です)
バルトリン腺のう胞造袋術(術後に再発しにくい手術のコツがあります)
処女膜切開術 処女膜狭小または腟口強靭の場合に行う手術です。
会陰形成手術(筋層に及ばないもの)
外性器腫瘍摘出術(良性の小さな腫瘍に限定)
産科手術
流産手術(妊娠11週までに限定)
子宮内容除去術(不全流産)
自費診療になる手術
人工妊娠中絶術(妊娠11週までに限定)
● 中絶手術は全額自己負担になります。
◆ 医療相談(要予約)
遺伝相談、不妊症治療の相談、その他産婦人科に関する相談
前もって簡単な相談内容を電話かFAXでお知らせ下さい。
特に、遺伝相談をご希望の場合、相談前にさらに詳しい情報を準備していただく場合があります。
また、相談内容によっては当院での対応ができない場合があります。
妊婦健診、各種避妊、人工妊娠中絶、人工授精などは健康保険が使えないので、全額自己負担になります。